ファクトリー便り

板蔵ファクトリーにある高周波プレス機についてちょっと語ります

今回は、板蔵ファクトリーではもうお馴染みの「高周波プレス機」についてのお話です。

無垢一枚板の大きな悩みで「反り」や「ひねり」。原因の一つとして、木材の内部に残る水分の偏りがあります。

←自然乾燥工程で大きく反ってしまった板 (詳しくは画像をクリック)

高周波プレス機は、電気の力で内部水分の分布を均一にし、また余分な水分は乾燥させます。これにより家具として完成した後も反りにくく、割れのリスクも低減させます。

そんな高周波プレス機、おかげさまで導入以来多くの板を真っすぐにし、お客様の「この大きな一枚板の厚みと迫力をそのまま残したい」というご要望にお応えしてきました。

ところで、板蔵ファクトリーにはもう1台高周波を出せる機械があります。
古い機械のため今はあまり動かしませんが、接ぎ板をつくる際に板同士を強力に接着するために使われました。

新しいプレス機も、もともとは合板や接ぎ板を接着する機械の技術を応用したもののようです。

高周波プレスにつきまして、気になることがあるお客様はぜひ板蔵ファクトリーまでご相談ください。