職人の技を支える
数多の工作機械達
製材から仕上げまで、50以上の工作機械を所持しています。
それぞれの役割や特徴をご紹介いたします。
NCルーター
プログラムの座標に沿って切り加工する機械。CAD図面を作成し、それを機械に取り込むことで、自由な形をくりぬくときに使用する。
パネルソー
ベニヤ板などを設置して、縦にカットする機械。長さも2800cmまで対応可能。薄い板も切ることができる。ランニングソーの縦版。
高周波プレス
プレスすることによって、一枚板の内部から水分を乾燥させ乾燥時に発生する反りやひねりを軽減する機械。一枚板内部と外部の水分の差が少なくなるため、一枚板家具としての完成後も反りにくくなり安定し、厚みを残したまま加工が可能になる。
エッジバンダー
縁貼りをシンプルで確実な作業に変えるための機械であり、家具製造時に木材の小口の縁貼りに使用する。
プレス機
引き出しなど箱ものを組むときのプレスする機械。上下左右一度にプレスできる。組み立て機。
3点サンダー
粗いサンドペーパーと細かいサンドペーパーが同時にセットできるので、一度に両方使って加工できる。いちいちペーパーを変える必要がない為、スムーズに作業ができる。
組み立て機
上から押さえるように、平行方向だけに加工できる。扉などの組み立てに使用。
横切り
メモリに合わせてカッターでカットする。45°まで角度の変更も可能。
ダブルソー
2枚の刃で材木の両端を一度で切れるので、長さを決めてカットできる。
ほぞ取り機
ほぞ穴を作る機械。扉などの組む時の加工に。角のみで開けた穴に組む。
角のみ
角の穴をあける機械。ぼそ取り機で作った突起をはめ込み、扉などの加工に使用する。
バーチカル
板を平らに削り加工する機械。6枚の刃で円を描くように削る。バーチカルである程度削ってからワイドサンダーで仕上げる。
ワイドサンダー
幅の広い板などをやすり掛けする機械。ペーパーは1200mmまで対応できる。バーチカルの仕上げに使用。
高周波接着機
はぎ板を作るときに板同士を電気で接着させる機械。普通の接着(ボンド)よりも強力。
モルダー
刃は6枚までセットでき、一度に4辺を削れる機械。フローリングのサネ(凹凸)を作る事ができる。デジタルでプログラムに沿って動く。
二面プレーナー
上下を削って厚みを調整することができる機械。下面をある程度削ってから厚みを決めて上面を削る。
ランニングソー
ベニヤ板などを設置して、横にカットする機械。長さも2400cmまで対応可能。薄い板~重い板も切ることができる。パネルソーの横版。
カットソー
木取りをする時に指定の長さにカットする機械。長さをある程度決めて使用する。
製材機
丸太などの原木から角材や板などを作る機械。大きいサイズの原木に使用。
製材機(小)
丸太などの原木から角材や板などを作る機械。小さいサイズの原木に使用。
リップソー
幅を決めて、大量の材料をカットするときに使う機械。カットされた木材が自動で流れていくので大量の材料をスムーズにカットすることができる。
上面プレーナー
上面を平らに削り加工する機械。上だけ削りたいときに使用する。
横切り
フラッシュの芯をカットして、枠を作るときに使用する機械。あまり力をつかわなくても軽々できる。
プレス機
材料をプレスするための機械。枠組みを上から押さえるようにして使う。
ホットプレス
コンマ2の薄い天然木をベニアなどに貼ることができる。熱を加えることで、反ったりしている材料の反りを直す機械。突板もはることができる。
ギロチン
木を薄くカットする。コンマ2。ギロチンで薄く切った木をホットプレスでベニアに貼る。
サイザー
幅を決めてカットする機械。また材料に溝を作ったり小穴をあける加工もできる。手で押さえ、送りながらカットする。
エッジフォーマー
エッジの形成。引き出しなど、枠の外に貼った表面の板を枠に合わせて削る場合に使う機械。組み立てた際にはみ出した分を合わせるのに使用。
ボーリング
ダボの穴をあける機械。自動で位置をきめ、穴をあける。
ボーリング(小)
ダボの穴をあける機械。手動で位置をきめ、上面と側面に穴をあけることができる。
ルーター(下)
面取り加工。一面だけ加工でき、アール加工もできる。刃を変えて様々な加工ができる。
アーデンルドルフ
数値をデータ入力して、自動で決められた長さと角度でカットできる機械。角度は45°まで変更することが可能。
ルーター(上)
刃物が上についているタイプ。溝や穴あけ加工もできる。手で押さえて使用する。
ワイドサンダー
600巾のワイドサンダー。板状のものをサンダー仕上げする機械。小さいものを削るときに使用する。
傾斜盤
角度をつけて、カット・加工できる。引き出しの底板をはめる溝などを作れる。ちょっとしたものなら傾斜盤でやると早い。手動。
ロッキング
組加工部分をを一度にカ加工できる機械。引き出しなどの「あられ組み」が一度にできる。
Wテル
たんすの引き出しなどの蟻組み加工ができる。手作業では難しい作業ですが、Wテルなら簡単にできます。丈夫で長持ちするたんすになります。
ダブルソー
引き出しなどを作るときの長さ加工機械。2枚の刃で材木の両端を一度で切れるので、長さを決めてカットできる。自動。
ボーリング
穴あけ用機械。側面と下面から一度にたくさんの穴をあけれる。
サンダー(小)
幅の小さいサンダー仕上げができる機械。粗削りや、小さいもの用。
プロフィルサンダー
平らではなく、凹凸などの形状があるものでもサンダー掛けができる機械。4cm以下の小さいもの用。斜めにも使用できる。
ダブルサンダー
両面仕上げできる機械。挟んで削る。引き出しなど箱状に組んだものに使用。
5ジグボール盤
取っ手などの金具をつける場合の穴とたんすの鍵穴も含めて5つ空けることができる機械。
卓上ボール盤
キリで穴をあける機械。1つの穴をあける。印をつけて手動で合わせる。
グラス金具ボール盤
丁番をつける際の穴をあける機械。ホールを作る。とびらの金具を入れる溝。
おぎのこ(バンドソー)
Mokkun製造に使用する。木材を小さくカットする際に使用する。Mokkunの端材をカットするときに使用する。
ハンマークラッシャー
木材を粉砕する機械。Mokkun製造に使用する。粗い一次粉砕用。
粉砕加工機
Mokkun製造に使用する。木材を細かく粉砕する機械。使用するメッシュ(0.1mm~2mm)によって、粗さを変更できる。二次粉砕用。
リボンミキサー
Mokkun製造に使用する。粉状の各種原料を均等に混ぜ合わせる機械。でんぷんなどと混ぜる。