岐阜の未来の森と人を育てる【学校・企業連携プロジェクト始動】3校合同特別授業
〜 木工から考える豊かな森と人づくりプロジェクト 〜
岐阜県で木材加工工場を営む板蔵ファクトリー株式会社(本社:岐阜県瑞穂市、代表取締役:吉田香央里、ヤマガタヤ産業グループ)は、岐阜県内の木工に関する3校「岐阜県立森林文化アカデミー」「森林たくみ塾」「飛騨職人学舎」と連携して、学生に対して学校の枠をも超えた特別合同授業を行い、その中で学生が主体となってSDGs商品開発をするプロジェクトを6月1日よりスタートさせます。
【プロジェクトの概要】
岐阜県内の木工教育機関「岐阜県立森林文化アカデミー」「森林たくみ塾」「飛騨職人学舎」の3校は、瑞穂市の板蔵ファクトリー株式会社と連携して商品開発を行うプロジェクトを6月1日〜7月28日に実施いたします。
全国有数の森林資源と木工技術を誇る岐阜県が、プロジェクトを通じて作り手の技術をさらに高めるとともに、地域材を生かした新たな商品を生み出すことを目的としています。
開発テーマは「テーブルの脚」です。貴重な木目の一枚板などが注目されることの多いテーブルですが、脚は平凡なデザインのものが多いため、ユニークな脚で商品価値を高めたいというニーズが企業側にあります。学生たちにとっては、美しいデザインを考案すること、強度を確保すること、地域材を活かすこと、企業のニーズに応えることなど、様々な学びの要素があります。
3校で混成チームを作り、1泊2日の合宿を3回交えながら、デザインを考え、製作し、審査・結果発表まで行います。優秀作品は板蔵ファクトリーにより商品化を検討します。
学校の枠を超えた「学生間の交流」「企業との連携」「学生の職業体験」を考える県内三校と、「環境課題への取り組み」「県産材活用」「次世代の技術者育成」を考える企業とのマッチングにより、今回のプロジェクトが実現しました。
ぜひ取材にお越しください。
【3校連携 特別授業とは】
「岐阜県立森林文化アカデミー」「森林たくみ塾」「飛騨職人学舎」が、学校横断型のチームを組み、「板蔵ファクトリー」の提案する下記のプロジェクトに挑戦します。授業でありながら、実戦さながらの商品開発に挑む中で、学生にはさまざまなドラマが生まれ、記憶に残る授業となり、未来を担う木材産業の人材育成の機会になることを狙っています。
【板蔵ファクトリーとは】
板蔵ファクトリー㈱は、銘木のモノづくりについて日本一を目指す、銘木ファクトリーです。日本トップクラスの銘木在庫ラインナップを揃え、無垢木材の目利きができる熟練した職人チームによる、原木製材から加工、塗装、施工までの一貫生産体制を整えています。オンリーワンの価値商品を作り上げ、岐阜県にとどまらず全国、海外の物件へオーダー家具・建材を納入しています。また全国の企業とともに木材製品に関する企画開発も行っています。
【企業の思い】
ヤマガタヤ産業グループの板蔵ファクトリー㈱は、創業100年の材木屋が、次の100年を生きる材木屋として、社会に対して何が貢献できるか?地域にどんな良い影響を与えられるか?を考え、未来の持続的でサステナブルな木材産業のために、豊かな森と人を育てるため、学校と連携し当プロジェクトをスタートさせます。授業内でありながら、実際の経済活動である仕事体験を通じて、森、地域の人、社会、地球環境に対して恩返しができるような仕組みを、学生の柔らかい発想で一緒に考えて頂きたいと思っています。また、下記のような課題を学生と一緒になって、企業としても再度検討していきたいと思っています。
- 県産材などの活用がどのような影響を地域の森に与えるか
- 木工、家具作りを仕事にするとはどういうことなのか
- どのような商品が社会に受け入れられるのか
- どのようにしたら若い方に木材産業に興味を持ってもらえるのか
【ヤマガタヤ産業グループのSDGsに関する取り組み】
私たちは、当プロジェクトを通じて持続可能でサステナブルな世界を目指すSDGsの取組みを支援しています。
- 縮小する木工業界において、木材に関する日本の伝統的な技術の継承と職人の育成に努めていきます。
- 木材に関して、持続可能な木材資源の活用や端材の活用に努め、サステナブルな環境意識を持って製造します。
- 持続可能な森林形成のために、岐阜県産材など地域材の活用を積極的に行います。
- 銘木など日本で古くから使われてきた伝統の素材・技術を積極的に活用し、日本文化の継承に寄与します。
- 岐阜県産材の活用推進をパートナーシップにより積極的に進めるため、ぎふの木ネット協議会の運営をしています。
【取材依頼 スケジュール】
6月1日(土) | 10:00 板蔵ファクトリーにて 工場見学・課題提示 |
16:00 森林文化アカデミーにて チーム分け 作戦会議 | |
6月2日(日) | 作戦会議 ・ 森林文化アカデミー見学 |
6月22日(土) | 飛騨職人学舎にて デザイン案作成 |
6月23日(日) | 飛騨職人学舎にて 講義 |
7月27日(土) | 森林たくみ塾にて 本製作 |
7月28日(日) | 森林たくみ塾にて 審査・結果発表 |
▼参加予定学生(いずれも2年生、20代〜50代)
岐阜県立森林文化アカデミー 2名
森林たくみ塾 7名
飛騨職人学舎 2名
→学校対抗とせず、3校で混成チームを作り、交流を図りながら進める予定。
▼技術指導
岐阜県立森林文化アカデミー 久津輪 雅(教授)、前野 健(准教授)、渡辺 圭(講師)
森林たくみ塾 小木曽 賢一(塾長)、平野 良尚(工場長)
飛騨職人学舎 玉田 義卓(学舎長)、内田 勉
※森林文化アカデミーは岐阜県立の専修学校、森林たくみ塾はオークヴィレッジ株式会社のグループ会社であり教育機関、飛騨職人学舎は飛騨産業株式会社が運営する教育機関。
▼課題提案
板蔵ファクトリー株式会社 代表 吉田 香央里
▼課題
美しいテーブル天板に合う「テーブル脚」の商品開発。
岐阜県産材を使用すること。
木以外の素材との組み合わせも可。
①予算制限型 単価が3万円+税程度で収まること。
②予算無制限型 予算を設けず、自由な発想で考えてほしい。
▼審査
教育機関、行政、企業などからなる審査員が選定する。(審査員は今後決定)
【会社概要】
会社:板蔵ファクトリー株式会社
所在地:岐阜県瑞穂市稲里88-1
代表者:吉田香央里
設立:2018年
URL:https://itakura-factory.com/
事業内容:木工・木製家具製造
板蔵ファクトリー株式会社はグループ親会社であるヤマガタヤ産業株式会社(※)創業100年時に設立された、木製のオーダー家具や店舗什器の製造・施工、一枚板製品製造、建材・建具製造、OEM商品製造などを行う木工・造作家具工場です。日本一の床面積を誇る一枚板ショールームを併設。
グループ親会社:ヤマガタヤ産業株式会社
所在地:岐阜県羽島郡岐南町みやまち1-3
代表者:吉田芳治
設立:1918年
事業内容:木材・建築資材流通
ヤマガタヤ産業株式会社は創業以来100年にわたり、木材ひとすじで歩んできました。時代の流れに合わせて「木の美しさを伝え、木で人々の暮らしを快適にする」ことを使命に、原木・製材・構造材・内装材・造作材・特殊材・銘木・家具と、木にかかわることはすべてご提案する、木材のトータルソリューションを展開しています。
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
板蔵ファクトリー株式会社 代表取締役 吉田香央里
TEL:058-322-2511(9:00~17:00)
e-mail:itakura_factory@ymg-s.co.jp