「非住宅建築と木質内装展」を開催しました








こんにちは!板蔵ファクトリーです。本年も一年、皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。 特に今年は新しい出会い、新しいお仕事が多く、新しい人材も増えました。皆様とのお話がとても勉強にもなり、 ファクトリーの技術の糧にもなり、充実した一年になりました。本当に感謝でいっぱいです。

ファクトリーの強みは無垢ですが、今年は原木状況についてもかなり変化のある年でした。一言でいうと、 「海外から丸太が入ってこなくなった!」。いや、買ってはいますが、 資源量の減少でかなり入ってくる量が減っているのと、さらに 円安状況も重なったのとで、かなり買いづらい状況であります。希少樹種になると丸太の入荷が年間1本とか!さらに、 アフリカをはじめ海外では輸出制限の流れも厳しくなり…と。時代は変わっていきますが、そんな中でも国内、 海外ともになんとか良い銘木素材については丸太を確保しながら、新しい提案を増やす準備をしています。 皆様により一層良いものをご提供できるよう頑張りますので、来年もよろしくお願いします!

日頃は板蔵の一枚板をご愛顧ありがとうございます。NEWSコーナーでは、ホットな情報や板蔵ファクトリーの裏話をお届けします!
初のコンセプト展示会「非住宅建築と木質内装展」を開催。
今回のニュースは、11月28日・29日に、DAIKENとの共催で板蔵ファクトリー本社にて開いた展示会の話です。

今回の展示会では、ファクトリーが前々から掲げている「内装木質化」の差別化提案を、 非住宅建築に特化して行いました。非住宅と言っても最近では、 住宅っぽい非住宅、非住宅っぽい住宅、も内装テイストとしては人気 になっていることから、設計士様、建設会社様の他、住宅を中心とした工務店様にも多くの反響を頂きました。

また、見た目だけでなく機能性にもこだわった提案をするのが、 建築も得意なファクトリーのこだわり です。建材メーカー8社にも出展頂き、構造から空調、保険系まで省エネと現場課題解決、 SDGsに関わるPR活動もしました。
とはいえファクトリーはやっぱり無垢が好き! ということで、地域の適切なサプライチェーンから産出される丸太を活用したSDGsが叶う家具、 森を育てるオフィス家具「Wteel」 (Wood+Steel=Wteel。やはりダジャレ方向の名づけになってしまいます。)の紹介です。 オフィスも非住宅と同じで、住宅っぽいオフィスインテリア、オフィスの機能を住宅でも、みたいなのがトレンドな感じもしますね。

板蔵ファクトリーとしては初のコンセプト展示会でしたが、2日間で約60社100名以上のお客様にご来場いただき、 コミュニケーションができる機会となりました。来ていただいた皆様ありがとうございました! また次回も新しいプロダクトやサービスを何か作って、今回来られなかった皆様もお待ちしています。

このコーナーは、原木調達から行う弊社だからこそ見られる「一枚板ができるまで」をお届けします。 一枚板を扱う皆さまには、ちょっとしたトークのネタになる!?ものづくりの裏話です。
2回前のメルマガでご案内したケヤキの超上玉、玉杢の 「玉切り」の続きです。今回は玉切りした丸太を製材機にセットする過程の「据え付け」まで。 据え付けは製材機に適切な位置でセットするだけの工程ですが、ここまでの大物となると、なんと 据え付けだけで45分かかっています。プロが一番悩み、一番手のかかる工程なのです。

まずは、製材したい長さにカット(玉切り)した原木の移動から。ごろんと転がってしまうだけで、怪我の危険があるような大きな丸太なので、大きなリフトに載せるだけでも技が必要です。


据え付けの前には、丸太の小口と側面をくまなく観察し、どの角度でセットしてどの厚さで製材すると、 どんな板が取れるかを考えます。丸太も変形であったり楕円であったりするので、 鋸を入れる角度によって、取れる枚数が異なるだけでなく、何より、 現れる木目や取れる板のサイズや形状が変わる ため、この決断が一枚板の販売価格に直結してきます。これが「据え付け」の大事なところです。
通常まずはサシミの部分、一番いい板をどこで取るかを最初に考えることが多いように感じますが、 このような玉杢の丸太になると、皆の間で喧々諤々。人により経験値、好みが違うので、意見が異なりますね。

ようやく据え付けに関する意見がまとまり、機械でコロコロと転がしながら、製材機にセット。

板蔵ファクトリーでは、このように製材を行っています。ですので、市場にある一枚板で対応できない「こんな長さのものがほしい!」とか「こんな厚みの盤がないか?」というご希望にお応えできます。ぜひご相談ください !(^^)!

1点モノのオーダー加工を行う板蔵ファクトリーの工場内では、毎週のように職人さんもビックリの「なにこれ?!」という感激があります。今月の工場からの1枚は、こちら!

高周波乾燥加工機から出すところ。湯気と水たまりがすごい。
今回は、高周波乾燥加工機について。板蔵ファクトリーでは、毎日稼働している機械です。
ざっくり言うと電子レンジの要領と似ていて、 一枚板の内部の水分を電気の力で抜きながら、さらにゆっくりと重さをかけて板の反りを伸ばす ことができます。
写真は加工直後。肉眼ではホカホカと湯気が漂っていて、1年以上も自然乾燥した板のはずなのに内部水分が抜けた 水たまりが板回りに出現。
この機械のお陰で、サクラやカエデ、ナラなど、反りや捻りのかなり困る子たちがピン!と伸びてくれて、助かっています。 ほぼ全ての樹種が対応可能 ですし、カウンター材などの長物も加工できます。お客様の板の賃加工も行っていますので、ぜひご活用ください。

板蔵ファクトリーでは、年間を通じて様々なイベントを開催しています。ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。
1月25日・26日 板蔵ファクトリー初売り!「板蔵EXPO」
一枚板が一年で一番オトクなお祭り、初売り「板蔵EXPO」。福袋やアウトレット大放出品もご用意し、仕入れに最適なイベントです。
- 今回は、年に一度の福袋特典もたくさんご用意(*^▽^*)
- (一枚板に本来アウトレットはありませんが)アウトレット限定商品もぞくぞく開発中。
- 板蔵が考える、「メーカー家具以上、一枚板未満」の新商品も展示予定。新たなラインナップに!



2024年1月25日・26日 | 新春初売り板蔵EXPO |
2024年2月13~16日 | 国際ホテル・レストランショー |
2024年3月12~15日 | 建築・建材展2024 |