板蔵ファクトリー、銘木のオリンピック「全銘」へ参加。

板蔵ファクトリーNEWS

日頃は板蔵の一枚板をご愛顧ありがとうございます。NEWSコーナーでは、ホットな情報や板蔵ファクトリーの裏話をお届けします!

板蔵ファクトリー、銘木のオリンピック「全銘」へ参加

今回のニュースは、板蔵ファクトリーで銘木イベントに参加した話です。

カメラに収めきれない、見渡す限りの一枚板と原木!

板蔵ファクトリー、ヤマガタヤ産業チームは、各方面のお客様も呼んで、この市場でたくさん売って、たくさん買いました。いろいろと反省点もありますが、 過去最大の材料が集まった市場開催に携わることができ、良い経験になりました!

こちらの市場は板蔵ファクトリーから車で15分ほどの距離にあり、すぐにご案内できます ので、興味がありましたらいつでもお声掛けください。

板蔵ファクトリーは、前回メルマガでお知らせしていました、11月16日17日に岐阜県銘木協同組合(=メイキョウと呼びます)にて開催されました「全国銘木展示大会」(=ゼンメイと呼びます)に参加しました。親会社であるヤマガタヤ産業㈱がメイキョウの理事長を務めさせて頂いていることもあり、超積極的に参加。

ここは日本一の流通量を誇る銘木市場。一枚板は、稀少杢のかけらから8mもの長尺や玉杢の盤まで、原木は、超有名神宮へ行くような桧から神代の丸太や玉杢の超大径木まで、業界でもザワザワと話題になった噂の木たちが全国、全世界から大集合

銘協職員が毎日夜中までガンバって並べてくれた、過去最大出材の原木
一枚板ものづくりの裏側

このコーナーは、原木調達から行う弊社だからこそ見られる「一枚板ができるまで」をお届けします。 一枚板を扱う皆さまには、ちょっとしたトークのネタになる!?ものづくりの裏話です。

アサメラ丸太の買い付け時の写真。丸太の側面の状態を見るために上りましたが、落ちないようにそーっと歩いてます。

今回は、遠くアフリカから時間をかけてやってくるアフリカ材丸太の話。
アフリカ材と言えば、アサメラ、ウェンジ、ゼブラウッド、ベリ、サペリ、ボゼ、ブビンガ、パドック、マホガニー…と、他の大陸にない色合いとズドンとした径の大きな直木が魅力です。

一枚板としては国産材、アメリカ材に人気が押されがちですが、実は社長として結構気に入っているのはアフリカ材。板蔵ファクトリーでは、アフリカ材はほぼ丸太での直接仕入れ(国産材、アメリカ材、アジア材、ヨーロッパ材も多いですが、アフリカ材は丸太比率ほぼ100%)で製材をしていますが、お気に入りの理由は2つ。

①    その色合いがとても美しいため。製材をした瞬間、レッド、ゴールド、しましま、オレンジ、ブラックなど、それぞれにハッキリ鮮やかな色や柄が目に飛び込んできて、木の美しさをしみじみ感じさせてくれます。

製材途中のパドック丸太。目が覚めるほどの鮮烈レッド。

しかし、アフリカ材も資源が減少しているのか、はたまた日本で使う人が減っているのか、日本への入荷は徐々に減少傾向。またアフリカからの丸太輸出に規制がかかり、輸入できなくなる予定のものも。それまでは普通にあったのに、ここ1年で年間1~2本しか入ってこない樹種もあり、稀少価値化の流れを顕著に感じています。

ちなみに板蔵ファクトリーでは、ただいまショールームをリニューアルしており、樹種別コーナーを設置中です。アフリカ材コーナーも作りますので、ぜひご来店ください(^▽^)/

②    おとなしめの木が多いため。製材というのは、割ってみたら大穴が空いていたり、鋸が入った瞬間バチン!と大きな音が鳴って目の前で真っ二つに割れたり、木の中から埋もれていたトンカチが出てきたり!?(全て経験談です!)考えられない事が起こる、物理的にも金額的にもさまざまなリスクを伴うものです。
しかし!!アフリカ材は、他のエリア材に比べて比較的その性質はおとなしめなので、割れや大穴のリスクも少なく、安心して製材できるのです。一枚板に加工した後も割と狂いなどトラブルが少ないので安心ですよ。

加工中のゼブラウッド。ワシントン条約で輸出が制限される稀少価値の高い木
工場picture「今月の1枚」

1点モノのオーダー加工を行う板蔵ファクトリーの工場内では、毎週のように職人さんもビックリの「なにこれ?!」という感激があります。今月の工場からの1枚は、こちら!

こだわりの「サペリ玉杢」の突板を使った、オーダーキッチン。 

「美しすぎるキッチン」…銘木サペリ玉杢×キッチン

今月は、玉杢の突板を使った製作中の家具のご紹介です。一枚板で評価される「玉杢」柄の部分のみを突板にしたプレミアムな素材の、オーダーキッチンの箱部分です。

樹種はアフリカ材のサペリ。通常サペリはリボン杢と言われる縦に走るストライプの杢が特徴ですが、こちらはツブツブと光る稀少杢「玉杢」が乗った丸太から作られた突板です。実は、板蔵ファクトリーではこの玉杢の丸太を昨年仕入れ、大部分は一枚板に製材しましたが、残りの部分で突板を作ったのです。一枚板だと一枚●●●万する柄の木が、突板だと●万で使える!?というところが面白いですね。
マット塗装をしてもレッドゴールドに光る玉杢の突板、板蔵ファクトリーにて展示しますので、ぜひご覧ください。

イベント案内

板蔵ファクトリーでは、年間を通じて様々なイベントを開催しています。ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。

11月28日・29日 非住宅建築と木質内装展

最近は都市圏を中心に、非住宅にも天然木や銘木を活用した内装木質化が進んできています。次回は、設計士様にぜひ見てほしい、最先端の非住宅機能建材と今までにない天然木内装建材が一同に集まるイベントです。メーカーそれぞれの事例や最新情報を発信するセミナーも開催します。

12月7日 ぎふの木ネット特別フォーラム

板蔵ファクトリー親会社のヤマガタヤ産業が開催する地域材サプライチェーンの年末特別フォーラム。学びのある講演やトークセッションによる第一部の他、第二部として懇親会も開催し、ネットワーキングも可能です。

1月25日・26日 板蔵ファクトリー初売り!「板蔵EXPO」

一枚板が一年で一番オトクなお祭り、初売り「板蔵EXPO」。福袋やアウトレット大放出品もご用意し、仕入れに最適なイベントです。

年間スケジュール
2023年11月28日・29日非住宅建築と木質内装展
2024年12月7日ぎふの木ネット特別フォーラム
2024年1月25日・26日新春初売り板蔵EXPO
2024年2月13~16日国際ホテル・レストランショー
2024年3月12~15日建築・建材展2024
オンラインで体験するITAKURA7の世界

板蔵ファクトリーでは、遠方の方、時短したい方のために、オンライン上でITAKURAの在庫を検索したり銘木情報を調べたりする方法を増やして地球上どこにいてもご提案ができる体制を整えています。

板蔵ファクトリー VRツアー

Matterport で作成した、板蔵ファクトリーのバーチャル展示場にて、本来見に来ることの難しい日本全国のお客様に リアルな一枚板の風合いや実際にテーブルとして配置したエレガンス感を感じていただけます。

上記の画像をクリックしていただくとVRページへジャンプします。

こちらのVRはお施主様との打合せにもご活用いただけます