TOUCH WOOD VOL.24
玄人憧れの木の宝石、チークの深イイ!?話。 先日私が経営している木工所で「オールチーク無垢のカップボード」のオーダーが入った。棚板や裏板までもすべてチークの無垢で、木が好きな私からするとオーダーならではのこんな贅沢な…
この言葉は「木に触れて。」という意味ではありません。ヨーロッパでは、自慢したり調子に乗ったあと、その運が逃げないよう、不幸を避けるよう、木を触りながら言う一種のおまじないの言葉だそう。 木に触れると悪いことが浄化されるというイメージで、日本語で言うところの「くわばら くわばら。」とかでしょうか。 年長者の多い材木業界では、まだまだ若輩者の私が、少し調子に乗って大好きな木のことを書いていきます。"TOUCH WOOD!"
玄人憧れの木の宝石、チークの深イイ!?話。 先日私が経営している木工所で「オールチーク無垢のカップボード」のオーダーが入った。棚板や裏板までもすべてチークの無垢で、木が好きな私からするとオーダーならではのこんな贅沢な…
ストレス社会に生きる人へ朗報?!底知れぬ日本の桧・杉の力。 日本の桧や杉の香り成分が、健康につながる?ことを示すデータが少しずつ出始めたとのことで、大学の研究室へ。うちの会社は木の成分研究などで長く大学の研究室にお世…
静かなる熱き戦い、入札による男たちの材木争奪戦。 2月の北海道。晴れているのに頬を刺すような空気を感じながら、雪をかぶった丸太を見ている。近くには目出し帽のような完璧な装備で丸太の検品に臨んでいる猛者もいる。ここは北…
やっぱり大好きな日本と強気なアメリカ、日米木材事情。 欅、欅、欅、桜、欅、欅。時々違う樹種が混じるがこれほど多く欅(けやき)の原木が集まるところを初めて見た。欅は寺社仏閣などにも使われる日本代表の広葉樹で、ここは欅が…
原木の「目利き」を商売にする人々の世界。 原木探しシーズンが終わりを迎えた春、今年最後の原木探しの旅にアメリカへ行った。私は材木屋に生まれ育ち木材の魅力にどっぷりハマっているため広葉樹の大径木を仕入れに行く仕事が大好…
国産材を愛する台湾と日本、木材お国事情。 日本から飛行機で約3時間半、エキゾチックで美味しいアジアの都市、台北にいるはずなのに、岐阜の地酒、キャラクター、木製小物などが所狭しと並んだ「岐阜」を前面にアピールした展示ブ…
木工職人とDIYの話。 DIY市場が熱い。とは数年前から聞いていたものの、材木屋のくせにインパクトドライバーすらきちんと使えない私には、あまり関心を持たない分野だった。しかし今年、木工所をやり始めた関係で熟練の木工職…
知られざる技術と手間がかかっている、伝統産業「製材」の話。 世界各地から集められた様々な大径木が所狭しと積まれ、常に大迫力のサウンドと降り注ぐ木の粉の雨。ここは大径木の製材では日本一の製材所で、私は広葉樹原木…
存在感を変えるデザインの力。 KEYAKI REVOLUTION. 東京ビッグサイトで開催されたジャパンホームショーの主催社ブースで、ケヤキばかりのインテリアデザインを発表した。日本を代表する広葉樹、寺社仏閣材の…
究極の木材「銘木」×究極の染料「藍染」 藍染とは、布製品を蓼藍(タデアイ)という植物の染料で染めたものを言う。落ち着いたブルーがとても素敵で、江戸時代には侍をはじめ作業着から高級衣料まで多くの民衆に身につけられたこと…